使う前と使った後の陶器のお手入れ
冬季はきちんとお手入れをしていれば長く使用する事が出来ます。使う前のお手入れ方法としては、水に浸ける事です。陶器は吸水性があり、何回も使っていると次第に風合いが変わっていきます。その為、色が変わっていく様を楽しめますが、それが嫌な場合は、使う度に水に浸してから使うと良いです。何故なら水に浸ける事で、料理の臭いや汚れが付きにくくなり、買った時の風合いのまま保つ事が出来ます。
それでも長い時間、においの強い料理や色の濃い食材を入れっ放しにしていると、においや色が器にうつってしまうので、使い終わったらすぐに洗うという事を心掛けると良いです。
洗う時は、柔らかいスポンジ等で洗うと器が傷つきません。食器用洗剤を使っても問題ありませんが、しっかりとすすいで器に洗剤が残らないようにする必要があります。
洗い終わったらカゴやふきんの上において、なるべく空気が通りやすいようにしてしっかりと乾かすと良いです。
比較的大きい陶器製の土鍋を使用する場合は、底の部分が濡れている状態で火にかけると、急激な温度変化で器にひびが入る恐れがありますので、注意が必要です。もちろんまだ鍋が熱い間に冷たい水を入れたりすると、同じように急激な温度変化でひびが入る可能性がありますので気をつけなければいけません。
土鍋も使い終わったらなるべく早く洗う事が必要です。しかし洗剤はなるべく使うのを避ける必要があります。何故なら非常に素地が洗剤を吸収しやすい為、次に使う時に洗剤が器から溶け出してしまう恐れがあるからです。
洗い終わったらお茶碗と同じようにしっかりと乾燥させる事を心掛ければ長く使用する事が出来ます。